たきかわスカイパーク ~ ようこそ「空の波打ち際」へ
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| 札幌から高速で約1時間半、グライダーの街、滝川市に到着する。街に入るとグライダーの描かれた標識が、出迎えてくれる。見上げれば、上空を白いグライダーが数機旋回している。 石狩川の土手を上がると、まるで別世界のようだ。広いランウェイと美しい芝生、そこには白く繊細な翼を持つ、たくさんのグライダーと、こいのぼり模様のモーターグライダーや軽飛行機らが、整然と並んでいる。 ここは「空の波打ち際」と呼ばれる。 グライダー関係者も市民も旅行者も、自然や空に触れ合えるようにしたいとの願いをこめてつけられた名だ。日本でも有数の規模だ。 夫の転勤が、神奈川から札幌に決まった時、グライダー友だちの皆からうらやましがられた。「滝川に通えるなんて!ラッキー!」と。 私は、妻沼、関宿、霧ケ峰、板倉、富士川、小山、豊頃などで飛んだことがあるが、たきかわスカイパークは、機体も機材も気象も滑走路もスタッフも、日本一だと思っている。会員には本州の方もかなり多い。「大阪なので、月に一度ぐらいしかこられないんです」という人もいた。私は札幌に住んでいても、毎月は行けない。こんな贅沢な場所に住んでいるのに。 空を眺めるのが、好きである。空から飛行機のエンジン音が響くと、必ずどこに飛んでいるか探す。滑走路が近づくとわくわくする。 うちの子どもは、生まれて始めてモーターグライダーに乗ったとき、「わー、車がおもちゃみたい」と叫んだ。 グライダーの魅力は、地上では見えないものが遠くまで見える、エンジンの音がしない、視界が広い、などなどある。高度によって、時には雨竜沼湿原、利尻富士さえも見ることができる。エンジンもついていないのに、何時間も何百キロも飛べ、高く上がると、地球が丸く見える。 パッチワークのように広がる田んぼや畑が、目に飛び込んで来る。上空では、田んぼに水が入り、太陽の光を反射していた。 飛んだ後は、滝川の公共温泉施設「ふれ愛の里」で露天風呂につかり、「スカイビール」と名づけられた地ビールを飲む。ジンギスカンや合鴨、野菜や果物などもおいしい。空を飛ぶ他にも、カヌーやゴルフも楽しめる。 (2004年7月1日・北原洋子) ■ 札幌から行く (滝川へ)
JR:札幌駅から特急列車で約50分。滝川駅下車徒歩20分、またはタクシーで5分
バス:中央バス札幌ターミナルから都市間高速バスで約1時間20分。滝川ターミナル(滝川駅隣)下車、徒歩20分またはタクシーで5分 車:札幌インターチェンジから道央自動車道で滝川インターチェンジ下車、国道38号線経由で約85km(約1時間10分)、一般道では国道275号線経由で約80km(約2時間)
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![]() スカイパークに立つ空の「道標」。知床まで290キロ、稚内まで220キロ。条件の良い時は北は名寄、南は日高、東は摩周湖あたりまで飛べる。 ![]() 体験飛行に使われる機体はドイツ製の「ASK-21」。翼の全幅は17メートル、自重約360キロ。滑空比34。1メートル降下するあいだに34メートル進むことができる。高度が1000メートルあれば、34キロ前進できる計算になる。
帰り際、グライダーで舞った空は見事な夕焼けに染まった。
■ グライダーの体験搭乗ができます
・グライダー 飛行時間約10分 離脱高度450m 金額6,500円 お問い合わせ
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