![]() アルテピアッツァ美唄 |
| 彫刻家イサム・ノグチと安田侃(かん)。2人の作った彫刻空間である「モエレ沼公園」(札幌市)と「アルテピアッツァ美唄」(美唄市)をつなぐバスツアーを、9月12日に開催することになりました。 ※バスツアーは、満席となりました。 └バスで行くイサム・ノグチ/安田侃 2人の彫刻家を巡る旅 ツアーは、大通公園に置かれたイサム・ノグチの作品「ブラック・スライド・マントラ」の見学からはじまります。ノグチの芸術理念を体現する遊べる彫刻であるこの作品は、二人の彫刻家の出会いと交流の証でもあります。 「ブラック・スライド・マントラ」には、前身となる「スライド・マントラ」という作品があります。1986年に開催された現代美術の祭典「ベネツィアビエンナーレ」で、ノグチがアメリカ代表として出品した作品の一つです。白大理石でできた、堂々としてのびやかなフォルムのすべり台兼彫刻作品は、安田とジョルジョ・アンジェリの協力の下に制作されました。ジョルジョ・アンジェリは、安田とノグチの信頼する石職人です。 安田がアトリエを構えているイタリアのピエトラサンタ一帯は、ミケランジェロも制作に使用した優れた大理石の産地として知られ、多くの石工が住み、工房があります。ノグチも多くの作品をここの石からつくり、晩年は安田のアトリエで制作もしていました。2人の交流は、イタリアで育まれたものですが、その後、遠く離れた北海道で、それぞれが自らの作品の集大成ともいえる空間を「公園」という形で作り上げたのには、偶然とはいえない強い縁を感じます。 アルテピアッツァ美唄は、里山の中に息づく彫刻空間です。安田の作り出す優美で時にユーモラスな作品と緑豊かな自然とが調和し、空間全体が優しさをたたえています。 「公園」という作品を通して交わされる、時と場所を超えた彫刻家同士の対話を、ぜひ体感しに来てください。 (2009年8月19日・モエレ沼公園学芸員 宮井和美) ■ モエレ沼公園 ■ アルテピアッツァ美唄 |
![]() 大通公園にある「ブラック・スライド・マントラ」 ![]() モエレ沼公園の「プレイマウンテン」 |










