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2009/08/01の記事です

海と山を欲張るドライブ

田園風景とウニと温泉と

画像:大きな畑と大きな空
日が沈み始めて、家路を急ぐ中で撮った車窓からの眺め。左右に広がる畑を見ながら「あれはジャガイモじゃない?」「こっちの白い花は、そばかな?」などと、作付されている物の話題で盛り上がる。
 暑さから逃れるため、1年ぶりに関西から実家のある札幌に家族が帰ってきた。やはり、向こうから比べると、こちらの夏は天国のようだ。せっかくなのでドライブにでも行こうと計画して、今回は海も山も欲張ることにした。 予定より少し遅れて、午前10時に家を出発。札幌市内は久しぶりの好天で、ドライブ日和かと心が弾む。札幌西から朝里まで高速を使って、そこからは山道。ソフトクリームを食べたり、産直の販売所をのぞいてみたり、夏の北海道は野菜も果物もたくさんあって、それを見るだけで楽しくなってくる。

 途中、さくらんぼを買いに銀山の販売所に入ると、さくらんぼはもうなかったのだが、おいしそうなブルーベリーとマダーボールという細長いスイカが売られていた。ちょうど居合わせた近所のおばちゃんに話を聞いて、おいしそうなものを選んでもらった。そこから仁木町の観光果樹園に行き、さくらんぼを東京の祖父母宛てに発送してから、最初の目的地である岩内に向かう。

画像:ウニとイクラの二色丼 岩内のバスターミナル近辺でお店を探して、初めて入る清寿司本店で岩内産のウニを昼食にした。
清寿司本店
 岩内産のエゾムラサキウニを楽しむ

 とてもおいしかったのだが、数日前から歯痛を訴えていた妹がつらそうにしていたので、お店の人に歯科医院の場所を聞いて、その足で病院へ。電話で混雑状況まで確認してくれたおかげで、到着後は受付もスムーズに行うことができた。札幌から来た観光客に、とても親切にしてくれたことがうれしかった。

 治療が済むまでの間、母親と車を走らせて先日見つけた蘭越町の永澤商店へ。新鮮な魚やおいしそうな乾物が、所狭しと並んでいた。前回買ったものがとてもおいしかったのでまた来たことを伝えると、おじさんもうれしそうに笑ってくれた。おおぶりのイカや身欠き鰊、するめイカを買って、妹を拾いに岩内へ。原因がわかり、治療してもらったことで安心したのか、妹も落ち着いた様子で一安心。予定外のタイムロスだったが、計画通りニセコパノラマラインを通ってニセコの五色温泉へ。
 ニセコパノラマラインからは、岩内の町とその先の海をきれいに見渡すことができる。緑が深くなるにつれて、人工的な音やものが少なくなり、鳥の鳴き声がとてもきれいに聞こえる。山の上部は、濃い霧に包まれていて、まるで人を寄せ付けんとしているようだ。

画像:五色温泉旅館のからまつの湯 道内の温泉の中で一番お気に入りの、ニセコ五色温泉郷にある五色温泉旅館へ。
ニセコ五色温泉
 体が芯から温まる、山奥の温泉

 ここでゆっくりと温泉を楽しんでから一路札幌へ。元気のなかった妹も、カラスの行水の母親も、とても温まったと満足げ。狭い山道を下り、田園風景の中を走り、再び山道へ。夕日に照らされた小樽の街を見ながら、毛無峠展望台で一休みして帰宅した。

 「海の幸と山の温泉。こんな贅沢な組み合わせがいろいろできる北海道は、やっぱりいいな」。
 幸せそうな家族の顔を見ながら、そんなことを思った夏の1日だった。

(2009年8月1日・森川麻央)

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関連サイト
五色温泉旅館

画像:ニセコパノラマラインから見た緑のコントラスト
ニセコパノラマラインから見た景色。日がさしているところ、陰になっているところ、緑の濃いところ、薄いところ、いろんな色があって、そのコントラストがきれいだった。画像:山を包む霧
五色温泉に着いた時には、あたり一面霧で覆われていた。

画像:三角屋根と煙突と空
五色温泉から倶知安市内に降りてくると、三角屋根に煙突の建物と、大きな空が出迎えてくれる。天気が良ければ、羊蹄山もきれいに見ることができる。

画像:毛無峠展望台から見た小樽の街と海
毛無峠展望台から見た小樽の街と海。見晴らしがいいため、普段はすいている展望台も、花火がある時はすし詰め状態になる。

画像:マダーボール
銀山の販売所で買った、マダーボールというスイカ。細長くて、皮は薄めだった。味は一般的な丸いスイカと少し違っていて、不思議な甘さを感じた。

 

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