上野発の夜行列車で目覚めたら札幌
函館駅での連結作業。撮影しようと乗客が集まって、行儀よく離れてみている。 |
| 北斗星の旅は、個室・高い部屋から予約がいっぱいになる。飛行機や船の嫌いな人、旅の好きな人、列車が好きな人、ファンが多いようだ。実は、息子が鉄っちゃんで、最近私の友人達に鉄分を注入しているため、見送りが増えた。出発前に、駒形で「どぜう」をたべたり、美術館でロダンを見たり、見送り組を振り回して19時6分の発車を目指して上野駅へ。 石川さゆりのヒット曲を口ずさみながら、(きっと僕以上の人はみんな頭の中をながれてるぞと思う)上野駅に兆着。啄木の歌碑がホームの手前にあった。「ふるさとの訛なつかし、、、」いい。旅情を引き立てる。壁画、高いテントのような天井、どん詰まりのホーム。始発駅という感じがいい。 一晩かけて旅をするというのは、昔はお金の節約だったはずだ。でも、今は贅沢な時間の使い方だという。一カ月前にチケットが売り出されるので、その日に電話で申し込むと、なんとかB寝台は取れた。時間のある方は往復の切符をお求めになると、乗車券、寝台特急券合わせて往復30,000円を切る企画切符があるので割安です。駅の販売窓口に直接お問い合わせください。宿泊代と旅費を考えると結構安い。夜遅く北海道について、ホテルで寝るだけの便の飛行機に乗るくらいなら、上野発の夜行列車で目覚めたら札幌というもの悪くない。
今は青函トンネルの新幹線工事で、一便しかありません。19:03に上野を出て、函館に翌6:34、札幌に11:15につきます。電車の中が、またいい。予約をすれば、コース料理を食べられるレストランがある。予約をしなくても、21時を過ぎたあたりから23時過ぎぐらいまで「パブタイム」というのがあって、ビールやワインを飲む為のつまみ、食事が結構充実している。手当り次第に頼んでたら、ウエートレスがにっこり笑って写真を撮ってくれた。 鉄ちゃんの息子は、北斗星のチョロQを買ってご満悦だ。シャワーもあるし、ロビーカーで映画も見られる。携帯もつながるから、ネットもおしゃべりもできる。でも、僕は、読みたかった本を、息子と自分に二冊ずつ、万が一読み終えたら困るから、二冊。本を持って、ベッドに横になる。ちゃんとシーツと毛布と浴衣とスリッパがある。ハンガーも一個ある。 さあ、いつ、眠くなってもいいぞおと、横になり、けっこう集中して本を読む。いつの間にか眠ってしまう。どんなにゆっくり朝寝するつもりでも、翌朝5時とかには目が覚めてしまう。夜明けだ。また本を読む。息子は、トンネルを抜けて「本州の田んぼと、北海道の田んぼ、全然違うね」、北海道のはひとまわりが大きいのだという。 帰りも北斗星にされると、17:12の出発。翌9:41上野着。札幌駅を出て、石狩平野から勇払原野へ向う中、夕日が沈んでゆく。パブタイムの頃になると、函館。函館駅で北海道内を引っ張った蒼いディーゼル機関車は外され、替わりに海峡線用の電気機関車が接続さる。昔は、そんな様子を誰も見ようとしなかったのに、最近は鉄っちゃん写真部隊が大勢。僕は、息子を面白がって撮影していると、同じぐらいの男達に笑いかけられる。「いや、違うって、俺は鉄っちゃんじゃないって」と思いながら、まあいいと会釈。函館駅は半島の終着なので、ここで向きが変わる。 函館駅を出てしばらくしたら、電車の左の窓に美しい夜景が広がった。海の上に街ができたような灯りだ。「イカ釣りだ」。思わず声を上げると店中が海を見た。イカ釣りの灯りを見ながらビールを飲んだ。 (2008年10月1日・杉山幹夫) ■ 北斗星(JR北海道・JR東日本) 発着時間(2008年10月1日現在) ・札幌・東京フリーきっぷ ■ 関連記事
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![]() 車両番号と行き先を示す表示。ここから旅が始まる。 ![]() パブタイムに出されている、チーズの盛り合わせ。 ![]() 社内で販売される北斗星チョロQ。 札幌に着いたらまず温泉
そこでテレビ塔を眺めながら、アカスリのお姉さんにしっかりアカを落としてもらうと天国です。ここは、15才以下の子どもは入れないので静かです。休憩室はとうの長椅子で横になれます。ビールや軽食を楽しんで、歯ブラシ、ひげ剃り、化粧品などは全てそろっているので、手ぶらでいいです。札幌に着いて、すぐに温泉でのんびり。身だしなみを整えてから、街に繰り出すってのはどうでしょうか。 ■ スカイリゾート スパ「プラウブラン」(JRタワーホテル日航札幌22階) 住所 札幌市中央区北5条西2丁目5番地 JRタワーホテル日航札幌22階、電話 011-251-2222 函館で降りたら
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