![]() 中富良野町の「ファーム富田」のラベンダー |
| 花ランド北海道の夏を彩る「ラベンダー」は7月中旬~下旬が見頃。中富良野町の「ファーム富田」は、海外からの観光客も増えつつある。特に、ラベンダーやポピーなど紫、白、赤、黄色の花が並ぶ「彩りの畑」は圧巻。年間100万人を超す観光客が訪れ、夢の世界に癒される。ああ、これぞ北海道。 ファーム富田の富田忠雄さん(現会長)が奥さんとラベンダー栽培を始めたのが1958年、10a(現トラディショナルラベンダー畑)の作付けだった。1970年頃が我が国でのラベンダー栽培の最盛期で、北海道全体のラベンダーオイル生産量は5tを記録。大半が富良野地方で230ha、250戸と記されている。しかし、2年後、合成香料の出現、貿易自由化で香料会社のラベンダーオイルの買い上げ価格が下がり、栽培から離脱する農家が増え翌年には買い上げ中止となる。この時、日本のラベンダー畑は富良野地方を残すだけとなる。
富田氏も当然、離脱の運命にあったが「今年が最後・・」と腹をくくったという。ところが、1976年、国鉄のカレンダーに彼の畑の写真が載ったのを機に、次々と写真家や旅行者が訪れる。一人の写真家の旅のメモリーが窮地の農家・富田氏をどん底から救い上げたのである。 1984年、オリジナル香水「フラノ」が世に出る。1990年、南フランスのラベンダー生産者組織から「オートプロウバンスラベンダー修道騎士」の称号を授与される。 大型バス、自家用車がシーズン中は続々と来訪するが駐車料金、入園料とも無料。ここがファーム富田の凄いところ。「遠い所からわざわざ訪ねてくれる人々が、花を愛で楽しんでくれるなら、それで十分」と、富田氏の経営理念ともいうべき慈愛。普通ならその逆でもまだ利益優先に走りがちだが。 7月16日、晴天。十勝岳連峰がこれほどくっきり青空に浮かび上がるのは珍しく、ラッキーな旅でした。今回は日帰りバスツアーで、朝8時札幌発~午後5時過ぎ帰着。 (2007年8月1日 写真・記:相馬光輝)
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![]() 丘の上から見た風景 ![]() |
















