| ぎょれん販売次長、松居元弥さんの行く店
魚関係を扱っているでしょ。畑違いのものを食べたくなるので、 仲間うちとは焼き鳥屋が多いんだ。
魚を食うところねえ、このところ行ってないけど馴染みの店でいいのかい。
実は中学時代の同級生の女性がやっているんだけど。根室出身でさあ、そこの親父さんは水産会社に勤めていたんだ。たまたまそこの会社の人が来て、店を教えてもらったんだ。幼馴染が店を札幌で開いていたことをそこで初めて知ったんだ。いやー、偶然にもほどがあるって。
そこは、季節のものを魚だけでなく、野菜なんかもやっている。大皿料理が並んでいて「これ」といって指をさしたりして頼むんだけど、魚がメニューの中心かな。
秋刀魚の時期になると、根室の親父さんから送られてくるものを刺身だとか、焼いたりして出してくれるんだわ。時鮭とか時期ものを中心に出してくれるね。
季節のものを実家から直接、送ってもらったりもしているみたいだね。
同じ故郷の人がやっているから、行くと懐かしくなるね、やっぱり。
ただし、こじんまりしている店なので、いつも混んでいるね。店に来ている人は、そうだなあ、常連さん、女性の一人客、近所の居酒屋の店主、
単身赴任者が多いみたいだわ。
「わかな」のこと
店に入ると、話に邪魔にならない程度でジャズなどの音楽が流れている。
カウンター6席と3畳ほどの広さの小上がりに4人がけの机2つ。カウンター左に大皿に載せられたアスパラ、青南蛮、そら豆などの旬の野菜。その右側に子持ちスルメイカの煮付け、卯の花、かぼちゃ、フキのキンピラなどが別々に大皿に盛り付けられている。家庭料理が多い。魚メニューは岩ガキ(寿都産)、天然ブリ、羅臼産ホッケ、姫ホッケなど10以上が手書きで書かれている。
店の主は鎌田まき子さん。根室出身で店を開いて8年目になる。
「一人でやっているので、あわただしくなるとちゃんとしたお持て成しはできないんです。ここは常連さんや、その知り合いの多く来る店なのでね。だから注文された料理が少々遅くなってもみんな分っているから待ってくれるんです。片付けも手伝ってくれたりもするし。見ての通り狭いので大勢で来られてもこまるので、うちでは接待などの大勢での飲み会は止めにしてもらっているんです。母親から教わった家庭料理が中心だから、北海道というイメージを強く求められてもうちでは困るんだよねえー」と鎌田さん。
(2003年6月26日・記)
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札幌中央卸売市場正門向かいのぎょれん販売で魚を扱う直販部次長の松居元弥さん
根室出身。就職して18年になるが、異動もなく直販部で勤務を続ける
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寿都産の岩ガキ。北海道でカキは一年中食べることができる。特に厚岸、サロマのカキは身が厚い
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