| 札幌市中央区の大通公園にあるイサム・ノグチの彫刻、「ブラック・スライド・マントラ」はモエレ沼公園の計画とともに提案されたものでした。現在置かれている、大通8丁目と9丁目の間に場所が定まるまで、紆余曲折がありました。モエレ沼公園が計画された当時、札幌市緑化推進部造園課環状緑地係長として公園建設に関わり、現在モエレ沼公園園長の山本仁さんに、公園が計画された当時の様子を聞きました。(文中敬称略) |
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| 大通公園にあるブラック・スライド・マントラ |
| 1998年5月、モエレ沼公園の計画を描いて再び札幌を訪れたノグチは、最初の原型模型を披露した。出席者の反応は必ずしもよくなかった。「そのときはよくわからなかった」と、山本は当時を振り返る。 芝生の中、少しもりあがったところに「ブラックスライドマントラ」が立つ。黒花崗岩がにぶい光を放つ。「この彫刻は子供たちのお尻で磨かれて完成する」と彼は言ったという。それを証明するように、天気のよい日には、マントラをすべり降りる子供たちの姿が絶えることはない。 (2005年6月1日・記 吉村卓也) |