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2011/12/31の記事です

寒い冬は老舗ラーメン店「だるま軒」&「味の三平」の一杯で温まる

写真:しょうゆラーメンと味噌ラーメン

あなたはしょうゆ派?それとも味噌派?

 

 北海道の代表的な食べ物のひとつ、札幌ラーメン。寒さも本番というこれからの季節、やっぱり食べたくなりますよね。数あるラーメン店の中でも、札幌ラーメンの元祖「だるま軒」と、味噌ラーメンの発祥店「味の三平」は、言わずと知れた老舗店。昔から親しまれてきた味の旨さは間違いなし。さらに、その味を生み出し、守り続けてきた歴史を知ると、その味わいはもっと深まるかも。この冬、至極の一杯で、心も体も温まってはいかがですか。

伝統の自家製麺としょうゆ味 「だるま軒」

 テレビ塔から歩いて約5分。明治時代から続く札幌の名物市場「さっぽろ二条市場」の一角にあるのが、「だるま軒」です。

 

 戦後まもない昭和22年春、東京で中華の修行を積んだ西山仙治さんが始めた屋台が原点。昭和24年には現在の場所に店を構え、60年以上のれんを掲げています。このお店一番のこだわりは、創業以来変わらぬ自家製麺。化学調味料は一切使わず、良質なかん水と小麦粉だけを使用。その自慢のオリジナル麺は閉店後、店の地下室にある昔ながらの製麺機で毎日製造しています。ちなみに、西山さんの作る麺は創業時から道内各地のラーメン店で人気となり、甥っ子が製麺部門を引き継いだのが、現在の「西山製麺」の始まりです。

 

 3代目店主の大森和代さんによると、昭和30年代はラーメンがご馳走の時代。近くの映画館帰りにカップルが立ち寄るデートコースにもなっており、多い日には1 日1500~2000食売れるほど繁盛したとか。「住み込みの従業員が20人近くいた時期もあるそうです」と大森さん。そんな昔からの定番メニューが、「正油ラーメン」(600円)。鳥ガラベースにトンコツなどをブレンドした特製スープは、飽きのこない昔懐かしい味わい。大森さんは「作り方は60年以上変えていません。特に企業秘密でもないカンタンなものですが、シンプルだからこそ難しいのでしょう」と美味しさの秘密を話します。

 

 同じ中央区には姉妹店「王香(オウシャン)」もあります。札幌ラーメンの元祖の味を、どうぞお楽しみください。

こだわり味噌味の原点 「味の三平」

 札幌の中心街に位置する大丸藤井セントラル4 階にあるのが、「味の三平」です。

 

 初代の大宮守人さんはもともと、旧満州鉄道で働いていた鉄道マン。戦後の昭和22年ごろ、引き揚げてきた札幌で始めたのが屋台でした。当初はモノがなく、仕入れた食材を何でも売っていたとか。そんなころ、近くのラーメン店「龍鳳」から作り方を教えてもらい、ラーメンを出すようになったそうです。昭和27年には南7西4で店を構え、昭和43年に現在の場所に移転。長男の秀雄さんを経て、今は次男の一人(かずと)さんが3代目として受け継いでいます。

 

 このお店の一番人気は、何と言っても「味噌ラーメン」(850円)。初代の大宮さんが、「味噌は体にいい」という考えから、味噌汁をヒントに工夫を重ねて考案したというこだわりの一杯です。具材は、炒めた長ネギ、タマネギ、もやし、豚の挽肉など。ニンニクの効いたこのお店特製のスープは、意外なほどあっさりとしながらも味わい深い美味しさがあります。「西山製麺」の協力で作った特製麺は、スープによく絡み、プルンとした食感を楽しめるよう、縮れているのが特徴。2代目・秀雄さんが考案した「鉄火味噌」を混ぜると、独特の辛みが加わって一味違う美味しさも楽しめます。

 

 ちなみに、皿に盛ったご飯をセットにした「ラーメンライス」も、このお店が始めたとか。常連さんの中には、なんと
4代通い続けている家族もいるそう。

 

 味噌ラーメンの原点ともいえるどこか懐かしい味わいを、ぜひ堪能してください。

だるま軒

  • 札幌市中央区南3条東1丁目
  • 電話 011-251-8224
  • 営業時間 11時~16時(木曜定休) ※麺、スープがなくなり次第、終了。
  • 公式サイト http://darumaken.com/

王香

味の三平

  • 札幌市中央区南1条西3丁目2 大丸藤井セントラル4階
  • 電話 011-231-0377
  • 営業時間 11時~18時半(毎週月曜、第2火曜定休)
  • 公式サイト http://www.ajino-sanpei.com/



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写真:3代目店主の大森さん

この店で生まれ育ったという3代目店主の大森さん。幼いころ遊び場だった市場は今よりにぎわいがあり、「お客さんのお尻ばかり記憶にあります」と笑う

写真:しょうゆらーめん

具に正月料理に使う伊達巻を使うのも、創業時からのこだわり。昔ながらのだるまの絵入りの食器がかわいらしい

写真:伝統の自家製麺

その日の湿度や気温などに合わせて職人が作る、伝統の自家製麺

写真:製麺機

地下室にある製麺機は、なんと創業時から使い続けている年代物!


写真:3代目・一人さん

学生時代から店の手伝いをしていたという3代目・一人さん。「向上心を持って味を維持しながら、より美味しさを追求したい」

写真:味噌らーめん

底から麺をかき混ぜて味噌スープと絡ませるのが、美味しく食べるコツ

写真:「手作りシューマイ」

創業時から人気の「手作りシューマイ」(1個60円)は、ソースをかけて食べるのがオススメ

写真:麺を盛りつける

手早く野菜を炒め、麺を盛りつける一人さんの手つきは、まさに職人技

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