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2008/12/01の記事です

宝水ワイナリー

愛情がたっぷり詰まったワイン

画像:宝水ワイナリー
なだらかな丘陵の上に宝水ワイナリーがある。石狩川の支流がつくる空知の谷。夏は南欧同様に日照時間が長い。この丘は粘土質。傾斜が雨水を排除する。その地下からとても堅い水がでるという。金気(かなけ)が甘味を足し、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルを含む旨い水だ。
 札幌から高速を使うと車で約30分、雪の多いまち、岩見沢市に小さなワイナリーがあります。その名は宝水ワイナリー。名前は地名に由来します。JR岩見沢駅から車で約10分ちょっと走ると、なだらかな斜面に雪に埋もれたブドウ畑が見えてきました。

 ここにブドウ畑があったことを、この日まで知りませんでした。社長の倉内さんは、1993(平成5)年頃、友人に誘われて株式会社北海道ワインのブドウを栽培することになったそうです。そして、そのブドウ畑の近くをたまたま通りかかった岩見沢の前市長が、その風景の美しさに魅了されました。「ここで醸造も行い、岩見沢オリジナルのワインを製造しようと、岩見沢に産業を育てたい意識がまちにながれます」。

 小さいけど、想いのいっぱい詰まったワイナリー。小さいからこそ、一瓶一瓶に愛情がたっぷり詰まったワイン。

 一足先に、2007年のケルナー(白)とレンベルガー(赤)を試飲させていただきましたが、「北海道のワインもここまで来たんだ!!」と思うくらい素晴らしい出来でした。「この味で1本2,730円(税込)とは、安すぎじゃないですか?」と、社長に突っ込みを入れてしまいました。2008年12月5日よりワイナリーにあるショップで先行発売されるそうです。その後、順次札幌市内のショップ等で購入可能です。

 宝水ワイナリーのデザインは、RICCAというブランド名にちなんで、雪の結晶。さりげないデザインがまた素敵です。この土地だからこそできたワインをぜひ一度、飲んでみて下さい。ワイナリーに足を運んで、雪景色をご覧になってから飲めば、より一層その美味しさが増すというものです。

(2008年12月1日・小山内美香)

宝水ワイナリー

住所 北海道岩見沢市宝水町364番地3
電話
 0126-20-10

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宝水ワイナリー

画像:レンベルガー雪の白でレンベルガーの赤を見る。2007年のケルナー(白)、レンベルガー(赤)ともに、強いミネラルの風味を感じる。「まさか、これはフランスのワインではないのですか?」と試飲中につい大声をだしてしまう人がいた。確かに、ケルナーはロワール川が削りだしたシレックスの香りさえする。レンベルガーは樽の匂い、動物的な匂い、そして果実味のバランスがとれている。旨い肉とあわせたい。飲み干したあと前歯の裏にのこる後味のよさは、ミネラルのバランスが生みだしているのだろう。

画像:丘陵のブドウ畑丘陵のブドウ畑。ブドウの木はトレリスからはずされ、地面に寝かされている。それは、冬の寒さからブドウを雪が守るからだ。夏は南欧の日射しと気温、冬は北欧の気温。この北海道石狩川流域で旨いワインを支えるブドウは大量にふる雪の賜物だった。

画像:社長の竹内武美さん社長の倉内武美さん(62才)地元農家の3代目。ワインを初めて飲んだのは20代。マカオでポルトガルの赤ワインを。「名前は覚えていないけど、旨かったですね」と穏やかに語る。周辺の景観に気を配る、紳士だ。

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