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2007/03/01の記事です

時計台の中に入る

 札幌に住む大学生が、道外から来た大学生を案内しました。
※案内した場所 札幌市時計台※案内した人

 私は札幌に住んでいながら一度も時計台に入ったことがありませんでした。本州からのお客さんを案内することになり、今回初めて中に入ったのです。

 1階は時計台に関するものや歴史など、普通の博物館などと同じ感じでしたが、2階に行ってみると驚きです。まさに、ここは教会?というような素敵な空間でした。外からは想像もつかない光景でした。長い椅子がたくさん置いてあり、ピアノもあり、ステージもあり、もし結婚式をここで挙げられるならしてみたいなと思うくらい素敵でした。歴史を感じるような古さがありましたが、またそこがとても良い味を出していました。

 少し奥へ行くと、時計台の時計の模型があり、外から見ただけでは見ることが出来ない構造まで見ることができました。実際の時計の重りとして、漬け物石のような石が使われていましたが、普通にどこにでもあるような石も、時計台の中で見ると貴重なもの感じました。

 ちょうどの時間を待って、中から時計台の鐘を聞きました。中で聞く鐘の音は思ったより小さく、本当に鳴っているのか最初はわかりませんでした。外では鳴っていても気にもしなかった音を中で聞くと、まるで初めて時計台の鐘を聞いたような感覚でした。

 今度は親が遊びに来た時や札幌に居る友だちを案内してあげて、時計台は大したことがないというイメージをひっくり返してあげたいと思いました。

(2007年3月1日・北海道東海大学国際文化学部2年 茶森友香)

※案内された人

 札幌ビル街の中にぽつんと白い木造の建物が現れた。その建物は現代的なビルの群れの中で明治のかおりを漂わせている。札幌時計台だ。私にとってこの時計台は札幌の代名詞になっている。札幌と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこの時計台なのだ。そのような思いを抱いているのは私だけではないらしく、多くの人が時計台にカメラを向けていた。

 この時計台は、もともと札幌農学校(現・北海道大学)の演武場だった。農学校生徒の兵式訓練や体育の授業をするために建設されたそうだ。当初は北2条の辺りにあったが、明治39年に現在の場所に移転したという。

 時計台の中に入ると、明治時代の札幌農学校の様子や、内村鑑三、新渡戸稲造といった農学校卒業生の名前が書かれたノートなどが展示されていて、当時の様子を垣間見ることができる。

 2階にある講堂に上ると、外から見ると小さい時計台が、意外に広いことを実感する。まるで北海道の大地のように。そして、ベンチがきれいに並びまるで教会のようだ。講堂の正面には北海道のシンボルとして良く使われる星が形どられている。

 時間があったので、鐘の音を聞くことができた。小さかったが、とても重みのある音だった。昔は、この鐘の音が札幌市内に響きわたったという。日々の保守作業が念入りに行われているため、明治の頃から100年以上たった今でも、当時の姿のまま動き続けている。

 時計台は外観だけでなく、建物の中も札幌を象徴するもので溢れていた。これからもこの時計台を守り、札幌の歴史を伝え続けてほしい。

(2007年3月1日・東海大学文学部広報メディア学科2年 上濃誠)

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札幌市時計台

公式サイト
札幌市時計台

画像:時計台の内部
2階は広い時計台の内部
画像:五稜星
ステージには五稜星が置かれている

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